島内劇団 「撃ち合わせ」公演へ向け稽古佳境

島内で活動する劇団の公演が5年ぶりに行われるのを前に、稽古が佳境を迎えています。

1月18日、金井コミュニティセンターで稽古に励んでいたのは、劇団「撃ち合わせ」のメンバーです。
劇団「撃ち合わせ」は、佐渡高校演劇部OBを中心に結成され、2017年から2019年まで毎年公演を行ってきました。
2020年からは、コロナ禍のため公演ができませんでしたが、今年5年ぶりに公演を行うことになりました。

久しぶりの公演ということで、主要メンバーにも緊張が見られます。
この日は、普段の稽古場に比べより広い会場での稽古ということで、本番を想定した動きの確認をしながら進みます。
今回は、1軒の居酒屋を舞台にしたコメディで、主人公の水谷明良は父親から引き継いだ居酒屋を切り盛りしています。

叔母のミチコをはじめ、お得意様にも恵まれてなんとか切り盛りしていましたが、ある日ミチコは明良が不動産屋と電話をしているのを聞いてしまいます。
ミチコ「ごめんなさい、電話聞こえちゃったんだけど、相手ってもしかして・・・」
明良「不動産屋さん・・・ね」
ミチコ「やっぱり・・厳しいの?」
明良「まぁ・・ちょっと・・」
ミチコ「なんだかずいぶん困ってたみたいだから・・・。」
(そこへ叔母のミチコから連絡を受けた主人公の妹理恵がやってきて)
理恵「ありがとうございます。」
「こうして来てくれる人がいるのに、ここを閉めなきゃいけないなんて!」
「本当に申し訳ないかぎりで・・・」

果たして、父から受け継いだ店を守ることはできるのでしょうか!?
稽古も終盤に入ると、ひときわ目を引く演技をしていた男性がいました。メンバーから先生と呼ばれるこの男性は、市内の小学校に勤務する大内さんです。
大内さんは劇団「撃ち合わせ」の正式メンバーではなく、コロナ禍後の環境の変化などによって参加が叶わなくなったメンバーの代理で出演することになったそうです。

ここ数年は、演技から離れていたということですが、高校時代から数え10年ほどの芸歴とあって、肝の据わった演技を見せていました。
莪山与史貴さん「漁業の町の一角にある私が営んでる居酒屋で起きるドタバタのコメディです。ここにいる妹もそうなんですけども、みんながみんな思い思いに動いて、こんがらがっていくっていうようなコメディです。」

菅野萌さん「とにかく笑って楽しめる劇になっているので、多くの人に観ていただきたいですし、小さいお子さんから高齢の方まで幅広く楽しんでいただける内容なので、できるだけ多くの人に観に来ていただきたいと思ってます。」

劇団撃ち合わせの第4回公演「看板のあとで」は2月4日(日)アミューズメント佐渡の小ホールで、午後0時30分からと午後4時からの2回上演されます。入場料は無料です。
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