季節を感じる春の山野草展 羽茂地区公民館で開催

5月13日と14日の2日間、春の希少な山野草が数多く並ぶ山野草展が羽茂地区公民館で開催されました。

この山野草展は、佐渡植物園を管理する市民団体、佐渡植物園友の会が季節の植物を多くの人に楽しんでもらおうと開催しているものです。

会場には根がエビのように丸まっている珍しいラン科の植物エビネランなど、13人の出展者が丹精込めて育てた187点の山野草が展示されました。
こちらの山芍薬(やましゃくやく)は、通常は白い花が咲きますが、赤い花を咲かせるのは珍しいということです。
そして、甘く透き通った香りで訪れた人たちを和ませていたのは石斛(せっこく)です。石斛は、晩春から初夏にかけて咲く花で佐渡でも自生していますが、乱獲などにあって数が少なくなり、今ではとても希少な植物だということです。
この日は、自生していた場所により近い環境で展示しようと横にしたおよそ1mの古木に9つの株の石斛が植えられ、その鮮やかな色と香りで訪れた人を楽しませていました。
山野草展には、2日間でおよそ200人が訪れ季節の山野草の魅力を味わいました。
佐渡植物園では、7月中旬に「初夏のウチョウラン展」、10月には「秋の大文字草展」など、季節の草花を楽しめる展示会を予定しているということです。

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