国土交通大臣表彰 佐渡から3名受賞

11月に東京都で離島振興70周年記念功労者式典が開催され、佐渡から3名が国土交通大臣表彰を受賞しました。それを記念し市役所で表彰状の伝達式が行われました。

この度、国土交通大臣表彰を受賞したのは、末武勉さん、柴原行雄さん、髙柳一巳さんの3名です。この表彰は、離島振興70周年を記念し離島の産業振興や医療福祉教育などの分野で多大な功績を残した人に贈られるもので、3名は佐渡市から推薦され審査を経て受賞が決定しました。
末武勉さんは、佐渡精密株式会社取締役会長を務め佐渡の産業発展に長年尽力してきました。また、従業員が働きやすい環境づくりにも積極的に取り組み、外国人雇用やUターン就職の支援などで評価されました。
末武 勉さん「お客さんに対してタイムリーに納入して、それで認めてもらう。そんなことを44年ぐらい続けてきたというのが今までの経営のやり方って言ったらいいのかな。どうしたら会社が良くなるだろうかっていうのは、私以上に考えてくれる仲間がいっぱいできて、その成果が今に繋がってるって言ったらいいのかな。」

柴原行雄さんは、セイデンテクノ株式会社代表取締役会長を務め佐渡の工業や製造業の発展に長年寄与してきました。また、年齢に関係なく新しい事業に挑戦する姿勢も評価されました。
柴原行雄さん「私の場合は挑戦したいことが本当にいっぱいありすぎて、言葉でどれと言うのは大変難しいんですけれども。私もいよいよ辞めなきゃならない歳になってきておるもんですから、私が辞めた時に仲間が柴原は最後までいい環境を作ってくれたなというような環境を作りたいなと思っています。まだまだやり残してるものがいっぱいあるので疑問もありますけども、表彰してももらったことは大変ありがたいと思っています。」
髙柳一巳さんは、一般社団法人アフタースクールの代表理事を務め、引きこもりや不登校の子どもたちの学習支援や、通信制高校ヒューマンキャンパス佐渡学習センターの立ち上げなど、子どもたちの居場所づくりを行ってきました。

髙柳一巳さん「本当にびっくりしました。今までは、1人で行政の方の力を借りつつやってきましたが、ここからはチームを作っていきたいと思っています。そうすることで今までできなかった支援ができると考えております。また皆様の力を借りつつ頑張っていきたいと思っております。」
渡辺竜五市長は、3名の活躍を願うとともに、今後の佐渡の発展に向け力を貸していただきたいと期待を寄せていました。
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