南佐渡中学校 創立10周年祝い記念行事

10月21日、南佐渡中学校の創立10周年記念行事が開かれました。式典には、サプライズゲストも駆けつけ式を盛り上げました。

文化祭に続いて行われた記念行事には、全校生徒115人と教職員、保護者らが参加しました。
旧小木中学校と旧羽茂中学校が統合し、今年度で創立10周年を迎えた南佐渡中学校。宿根木のボランティアガイドやイベントでの総踊りなど、各校の伝統を受け継ぎながら地域とともに歩んできました。
式典には、香遠正浩教育長が祝辞を述べたほか、初代校長の知本康悟さん、二代校長の吹屋昇さんがこれまでの10年を振り返りました。

また、式にはサプライズゲストとして南佐渡中学校出身で、大学生YouTuberのけえさんが登場し、信念を持つことの大切さをテーマに講演を行いました。
けえさんは、南佐渡中学校が創立したときに入学した1期生で中学生時代の思い出や、YouTubeを始めたきっかけについて紹介しました。
けえさんは、もともと好きだったYouTubeで動画の投稿を始めたものの、方向性が定まらず悩んでいた時期があったそうです。

そんな時に、佐渡島出身であることを友人に話すと反応が良かったことから、自分の地元である佐渡を面白おかしく発信しようと決めたと言います。
周りの流行ではなく、自分が心から面白いと思うものを作りたいと活動を続けた結果、島内外から注目が集まり、佐渡島系YouTuberという独自路線を確立。佐渡出身であることに誇りを持てたと話しました。
けえさんは、生徒たちに自分の信念を持ち、諦めず物事に取り組んでほしいと伝えました。

講演後は、全校生徒で校章をかたどった手形アートを制作しました。
そして最後に全員で総踊りを披露し、10周年を祝いました。
木下遥斗さん「けえさんの『たとえ1人になった時があっても、自分のやりたいことを貫き通す』という自分の人生に対しても、とても大事な講演だったと思います。創立10周年を迎えて、代々受け継がれてきた生徒会長の想いを、自分もこの先につなげていきたいと思います。」

けえさん「(母校は)変わってないなと思いました。雰囲気とかもいい感じで、僕たちの時と変わってないなと思いました。もう緊張しすぎてあんまり記憶がないんですけど、自分の思いが少しでも子どもたちに伝わっていればいいなと思います。」
10周年の節目を迎え、新たな一歩を踏み出した南佐渡中学校。生徒や教職員にとって思い出に残る1日になったようです。
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