佐渡市職員 公用車の車検切れ虚偽報告で懲戒処分

佐渡市は8月29日、車検が切れた公用車を運転し、虚偽の報告をしたとして両津支所勤の職員を懲戒処分しました。

懲戒処分を受けたのは両津支所の係長50代で、給料2ヶ月分が10分の1減給されます。この職員は、今年6月14日に両津支所の公用車について業者から車検満了日が過ぎているとの連絡を受け、車検満了日が6月10日であることを確認しました。
 
しかし、車検切れで公道を走行ができず運搬料が別途必要になるため、自己判断で車検切れの公用車を運転し業者に持ち込みました。
 
その後6月26日に車検費用の請求書を本庁担当課に提出したところ、翌27日に車検が切れていることを指摘されましたが、運転していないと虚偽の報告を行ったということです。
 
また、6月26日に本庁担当者から自動車運転日報の提出を求められましたが、6月11日から14日は誰も運転していないと改ざんして報告しました。
 
職員は車検が切れる前に届いたはがきを受け取っていたものの、報告するのを忘れていたといいます。
 
今回の事案を受け、上司に当たる職員など監督する立場の職員が2人それぞれ戒告や訓告処分を受けています。
 
佐渡市では今後、公用車予約欄に車検満了日を掲載し、複数人でのチェック体制をとることで再発防止を徹底するとしています。

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