佐渡市と三条市立大学・佐渡工業会が協定締結

9月28日、佐渡市と三条市立大学、佐渡工業会が産業の発展、及び人材育成を目的とした連携協定を締結しました。

9月28日に開かれた締結式には、渡辺竜五市長をはじめ、三条市立大学のアハメド・シャハリアル理事長、佐渡工業会の林田広幸会長など15人が出席しました。
三条市立大学は、2021年にものづくりの街三条市に設立した新しい工業系の大学で、佐渡出身の学生が2人通っています。
これまで渡辺市長と三条市立大学の交流があったこと、大学の理念であるものづくりをはじめとした地域の存続、サステナビリティに貢献するという点が合致したことに加え、島内の工業系の会社で結成された佐渡工業会と連携を図り、学生の就職支援に力を入れたいといった狙いから、今回の協定締結につながりました。

式では、渡辺竜五市長が大学との交流などを通じ、佐渡の子供たちにとって三条市立大学への進学が、将来の選択肢の一つになればと話し、日本、世界で活躍する人材育成に向け互いに協力していく考えを示しました。
また、来賓として出席した三条市の滝沢亮市長は、連携協定を機に三条市と佐渡市のものづくりの価値観を融合し、次世代のものづくりにつながる良い機会にしていきたいと挨拶しました。
アハメド シャハリアル理事長「未来志向ということが、私たちが考えている大学の方向先です。新たな価値を見出さなきゃいけないということを強く意識していて、そういった価値を作る上で大学だけではそういった価値が作れないと思っていて、価値あるパートナーとパートナーシップを結んだ上で、その価値を創造する必要があると考えています。」

林田広幸会長「私も、先日大学に行ってきましたが、ものづくりの大学では、日本で1番と言えるくらい最先端の大学でした。学長の考え方も斬新ですし、設備や学校での教え方もすごいんですね。佐渡の子供たちがこの大学に入学してくれて、また佐渡に帰ってきてくれたり、島外出身の学生が佐渡に興味を持って、佐渡のものづくりの企業にも勤めてくれるというような将来的な期待が大きいですね。」
渡辺竜五市長「佐渡では結構いいものづくりをやってるんですね。それがまだ知られてない。学生さんが創造的な学びをしながら長期にわたって佐渡に入って、佐渡の企業と連携しながら様々な学びをしていく。多分経営者にとっても、新しい学びになるんだろうと思ってます。ものづくりという視点で、若い学生のいろんな考え方が佐渡に導入されてくるというところで期待もしております。」
今後は、3者が互いに協力して官学連携実習や就職支援、インキュベーション施設の活用、教職員の交流などに取り組むとしています。

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