佐渡の郷土文化発展に尽力 山本修巳さん死去

佐渡郷土史研究の第一人者であり、長年に渡り季刊誌「佐渡郷土文化」の編集に携わってきた山本修巳さんが、先週24日、大動脈解離のため亡くなりました。享年84歳でした。

江戸時代に佐渡奉行が宿泊した本陣を務めたの1旧家の12代目当主でもある山本修巳さんは、昭和13年に真野新町に生まれ、國學院大學文学部を卒業後、佐渡高等学校他、多くの高等学校の教員を務めました。
退職後には、新潟県文化財保護委員、文化財保護審議会会長や佐渡俳句会会長、
佐渡良寛会会長などを歴任し、島内の郷土文化の発展に寄与しました。
山本さんは、1976年に父の修之助さんによって創刊された文学や歴史の雑誌
季刊誌「佐渡郷土文化」の制作を親子2代にわたり続けてきており、今年2月1日には、最終号となるる「佐渡郷土文化161号」を発行したばかりでした。
山本さんは先週24日の朝、心配停止の状態で救急搬送され、その日の午前8時51分、大動脈解離のため84歳の生涯に幕を下ろしました。島内では、その急な死を悼む声が多くあがっています。
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