企業が女性専用トイレカー島内初導入

女性が働きやすい社会の実現に向け、佐和田地区にある企業が、女性専用の移動式仮設水洗トイレ通称トイレカーを島内で初めて導入しました。

島内で建設業や不動産業などを手掛ける伊藤建設株式会社は、工事現場で女性の作業員が気軽に休憩できる移動式仮設水洗トイレ通称トイレカーを導入しました。
伊藤建設株式会社では、年々女性の従業員が増えていて、男性のイメージが強い建設業界に女性が進出できる社会になってほしいという思いから、今回導入を決めたということです。

車体には、トキと金山がデザインされていて、トイレのほかにエアコンや簡易ソファー、ドレッサーを完備。男性の目を気にせずプライベートな空間を過ごすことができます。
岡崎妙恵さん「(現場の)仮設トイレは、いつも使えなくて困っていましたので、こういう綺麗で涼しいトイレが使えるっていうのは、すごく助かります。やはり男社会なので、もっと女性が進出しやすい仕事なり、会社になっていただければいいなと思います。」
普段は、現場の休憩スペースとして利用されますが、島内のスポーツイベントや野外イベントの際には、レンタルの仮設トイレとして活用したいとしています。また、災害時には避難所や復旧工事を行う現場にトイレカーを派遣し、無償で使ってもらうことも検討しているということです。
伊藤弘勇代表取締役「女性専用で気兼ねすることなくトイレを済ませ、エアコンの効いてるところで休憩時間を取れたり、お化粧直せる姿鏡をつけて、女性らしく現場でも作業ができる環境を整備したいと思いました。女性が現場に参画して、一緒に働ける環境を整えるには、このトイレ事情も大きなハードルになるということを認識しましたので、これを第1号車両として位置づけて、現場に導入して、この環境整備が広く社内にも、佐渡市内にも広がってくれればいいなと思っております。」
今後は、女性従業員の声を聞きながら、台数を増やしていきたいとしています。

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