今年の豊漁願うも寒ブリの水揚げなし

1月4日、新春恒例の初売式が両津地区春日の佐渡水産物地方卸売市場で行われ、出席者が今年の豊漁を祈願しました。

初売式には魚市場の関係者や渡辺竜五市長などが出席しました。
挨拶に立った渡辺市長は昨年末からの寒ブリの不漁を受け、佐渡の漁業を守っていくことを政府とともに取り組んでいきたいと話しました。
そのあとに三本締めと鏡開きが行われ、新年の門出を祝いました。
1月4日はイカやマグロが水揚げされ、水揚げ量としては例年並みとなったものの、市場には佐渡の冬の味覚を代表する寒ブリの姿はありませんでした。
昨年魚市場で取引された水産物は、12月20日時点で3,190tと例年並みですが、売り上げは、一昨年に比べ4~500万円の減収が見込まれていて、本間理事長によると年末商戦に寒ブリがなかったことも影響しているということです。
場内には今年の豊漁を祈願して、セリ人や仲買人の威勢の良い掛け声が響いていました。

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